Niaを踊って、涙が出ました。

スイス北部で開催されたイベントに参加したときのこと、40名ほどが集まったでしょうか。全員が女性でした。

それは、昨年の12月、クリスマスのイベントという名目でした。スタジオには、たくさんのロウソクが飾られていました。部屋の電気を消して、ロウソクの明かりの中で1時間半踊りました。

家から、車で片道1時間半近くかかる場所で、そんなに遠くまでわざわざ行かなくてもとは思いつつも、（Niaリンクにも書いてある）有名インストラクターのAnnに会った場所でもあるので、またそこへ行ってみたい気持ちになったのでした。

途中で事故があって渋滞になり、迂回して、到着したのはぎりぎり。いまや始まる、というときでした。

この日のインストラクターは女性2人。そのうちの1人がすぐに私のところに来て「姿が見えないから、心配してたのよ」と言ってくれ、私は渋滞のことを説明しました。驚いた顔から、「無事についてよかったわ」と笑顔に変わって、踊りがスタートしました。

どのくらい踊ったでしょうか。

間に合ってホッとしたのと、インストラクターが優しい言葉をかけてくれたのが嬉しく、また、こんなふうに自分の体を自分の意思で自由に操って踊れることが改めて嬉しくなって、「ああ、なんて幸せなのだろう」と思った瞬間、両目から涙が出てきました。

踊りながら泣くなんて、人生で初めてでした。自分自身にすごく驚きました。

回りから見たら、気がおかしいと思われたかもしれないですね。私は正気だったのです。ただ、ただ、嬉しいだけでした。