パンツの丈が長過ぎます。
日本で購入するダンス着のパンツは、サイズ(ウエストと丈)がいつも合います。でも、スイスでパンツを買うと、面倒なことが。丈が長すぎるのです。
私の身長が低めとか、私の脚の長さが短いということではなく、ヨーロッパ人のダンス仲間たちにとっても、長いです。
私の先生いわく「長めに作ってあるのよ」とのこと。
もちろん、長すぎる丈は踊るときに邪魔になります。選択肢は、丈をつめる以外にありません。
私は小学生のころから裁縫が好きで、いまも手縫いしたりミシンで塗ったりしています。
というわけで、裾上げはお手のもの。先生から買ったあの黄色いパンツも、ほかのパンツもみな自分で切って縫いました。
ダンス着は柔らかくて薄い布地なので縫うのに少しコツが必要ですが、なかなか上出来です。教室で、みんなに「自分で縫ったのよ」と話すと「すごい!自分でできていいわね」と褒められました。
仲間の中で、新しいダンス着を買って、やっぱり丈を短くしたい、でも自分ではできない…という人たちがいました。「やってもらえないかしら?」と、その人たちからは聞いてきませんでした。おそらく、無料でやってもらうのは悪いと思ったのでしょう。
結局、1人は知っている人に頼むわと言い、もう1人は自分でやってみると言い、もう1人は、背が高いから裾を結ぶだけで大丈夫、ということに。
人のものを縫ってあげるのは少し緊張します。でも、今度は、私が裾上げをしてあげるわ、と言ってみようと思っています。